明日のデイトレで注目する株を絞るコツについて

「デイトレ銘柄の選び方」でデイトレードに適した銘柄の特徴を「取引が活発（出来高が多い）」「株価の値動き幅が大きい」「板が厚い（注文が多い）」の3つの基準に分けることができますと書きましたが、デイトレはいざ市場が動いてからどの銘柄をトレードしようかと考えていては相場の流れに乗り遅れてしまう可能性が高いでしょう。

なのでデイトレの勝率を上げデイトレでしっかりと儲けを出していくには、前日大引け後に明日注目するデイトレ銘柄を予め絞っておくことが大切になってくるかと思います。

1. 明日デイトレで活発な取引が行われそうな注目銘柄は？
2. 明日デイトレで株価の値動き幅が大きそうな注目銘柄は？
3. 明日デイトレで板が厚そう(注文が多そう)な注目銘柄は？

前日から明日注目のデイトレ銘柄を予想しておくことで、落ち着いてデイトレードを行えたり、相場の流れに乗り上手く儲けを出せたりすることでしょう。

そう考えていくと、“明日デイトレで注目した方が良さそうな銘柄をどう絞るのか？”というのが大切になってくるかと思うので、“明日のデイトレ注目株を絞るコツ”について書いてみたいと思います。

明日のデイトレ注目株を絞るコツ①「出来高増加率ランキング」を確認する

明日のデイトレ注目株を絞るコツとして、まずは“出来高が急増している銘柄を確認してみる”というのがあるかと思います。

ヤフーファイナンスで「出来高」や「出来高増加率」を見ることが出来ますが、出来高が前日から10倍、20倍、30倍、40倍と急増している銘柄を確認することが出来ます。

例えば上記画像ですと、マザーズ市場のタイセイ(3359)が前日の120,400株から46.406倍となる5,587,300株に出来高が急増しており、ジャスダック市場の環境管理センター(4657)は前日の26,600株から23.489倍となる624,800株に出来高が急増しているのが分かります。

こうした出来高が急増している銘柄は、投資家から関心を集める可能性があるので、明日のデイトレ注目株の候補として、“なぜ出来高が急増しているのか”“面白そうな材料が出たのか”などを確認し、明日も物色人気が続くことが予想されそうなら、翌朝寄りからの取引に注目してみる価値はあるかと思います。

タイセイ(3359)のような材料が良く分からない銘柄もありますが、環境管理センター(4657)は日本経済新聞朝刊で「環境省は放射性物質を含んだ汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設の整備に約1500億円を新たに投じる」と報じられたことが刺激材料となり思惑的な買いが向かったようですね。

こうした出来高が急増した銘柄を調べることで、“「土壌汚染」「環境問題」「放射能」などのテーマ性に絡んだ銘柄に注目してみようかな”などがみえてくるかと思うので、“出来高増加率ランキングを確認すること”は、明日のデイトレ注目株を絞るコツとして挙げられるんじゃないでしょうか。

明日のデイトレ注目株を絞るコツ②「大引け後に出た材料」を確認する

明日のデイトレ注目株を絞るコツ①で書いた環境管理センター(4657)は日本経済新聞朝刊で「環境省は放射性物質を含んだ汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設の整備に約1500億円を新たに投じる」と報じられたことが刺激材料となり思惑的な買いが向かった格好かと思いますが、明日のデイトレ注目株を絞るコツとして、“大引け後に出た材料を確認する”というのがあるかと思います。

1. 日本経済新聞の記事など各誌報道内容
2. IR情報「好決算」「上方修正」「増配」「株式分割」「株主優待新設」「業務提携」「自社株買い」など

大引け後に新聞などで掲載となった記事の内容が材料視されそうな銘柄がないか、材料視されそなIRを発表している企業がないか確認しておくことで、翌朝から大きく買われることが予想される銘柄を見つけれたりするかと思います。

なので“大引け後に出た材料を確認すること”も、明日のデイトレ注目株を絞るコツとして挙げられるんじゃないでしょうか。

ただ、明日のデイトレ注目株を絞るコツが分かっても、買い材料視されそうな材料などを毎日確認するのも大変です。

サラリーマンをしながらデイトレをされている方など、なかなかコツ①やコツ②で書いたことを行う時間を取れないって人も多いんじゃないでしょうか。

しかしながら、今時はネットで簡単に情報を集めれる時代です。

デイトレも要領良く買い材料視されそうなネタを見つけられるかどうかになってきているかと思いますが、コツ①やコツ②で書いたことを行う時間をなかなか取れないって人は、大引け後に出た材料や明日の注目銘柄などをまとめて配信しているサイトにメルマガ登録するなどして、「自分で明日のデイトレ注目株を探す」のではなく「明日注目されることが予想される銘柄に関する情報を受け取る」方が早いかと思います。